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第1回ビヨンド賞受賞
このたび, やどかり出版・印刷 が, 公益財団法人 日本フィランソロピック財団 による第1回「ビヨンド賞~精神障害ともにある~」を受賞しました. やどかりの里には,「記録のない実践は実践にあらず」という考えがあります.日々の実践や経験を記録することは,自分たちの実践を確かめ,振り返り,深めていく営みでもあります. その積み重ねが,結果として社会に伝わり,本に限らず,機関紙や報告など,さまざまな形で発信されてきました. 当事者の声そのものが形になったもの,研究者や実践者と障害のある人がともに関わりながら生まれた出版物など,多様な表現が重ねられてきました. 出版・印刷の事業は,50年近くの歴史があります. 福祉工場となったことを契機に,障害のある人とともに本づくりに関わる実践が広がっていきました. それぞれの得意や力を持ち寄り,工程を分かち合いながら展開されてきたこうした歩みは,立場の異なる人が主体として関わり合いながら価値を生み出していく実践でもあります. 私たちは,この関係のあり方をコプロダクション(協働創造)と呼んでいます....

やどかり通信人
2月19日読了時間: 2分


色とりどりの出会い
2月15日, さいたまユースサポートネット のみなさんが主催する「ほりさきマルシェ」に出店しました. 地域のお店や団体が集まり,食べものや体験を通して交流が生まれる,あたたかな雰囲気のマルシェです. やどかりの里のブースでは,ペットボトルキャップを使った「エコキャップギフトタグづくり」のワークショップを行いました. 会場には子どもたちの姿が多く,色とりどりのキャップを選びながら楽しそうに作る様子がとても印象的でした . 「どの色にしようかな」と悩む時間や,完成したときのうれしそうな表情から,ものづくりの楽しさが自然に伝わってきました. 同じ材料を使っていても,一つとして同じものができないところにも面白さがあります. 今回使用したエコキャップは,やどかりの里の事業所「 あゆみ舎 」が中心となって回収しているものです. 集められたキャップはリサイクル資源として活用され,ワクチン支援にもつながっています. 身近な素材が新しい形に生まれ変わり,社会にもつながっていく. そんな循環の一部にふれていただける時間にもなっていればうれしく思います....

やどかり通信人
2月18日読了時間: 1分


喜々のこと
やどかりの里で暮らしていたヤギの喜々が,2月7日(土),病院で息を引き取りました. ここしばらく元気がなく,食べる量も少ない状態が続いていました. 様子を見ながら獣医師に相談していましたが,状態が思わしくなく,往診ののち病院で検査を行いました. その結果,結石による尿閉塞であることがわかりました. 処置をお願いしましたが,手術を開始する前に容体が急変し,回復には至りませんでした. やどかりに来て約5年.初めてここに来た日のこと,まだ小さかった頃の姿,少しずつ環境に慣れていった様子が思い出されます. ブラシを持つと体を寄せてきたこと.ときには遠慮のない頭突きで存在を主張したこと.その1つ1つが,いまはもう戻らない時間になりました. あまりにも急な別れでしたが,喜々と過ごした日々に,あらためて感謝の思いが湧いています. そして,ともに暮らしてきた楽々も,いまはどこか落ち着かない様子です. 残された命を,大切に見守っていきたいと思います. 火葬は府中の 慈恵院 にお願いし,合同墓地に埋葬していただくことになりました. 足立別院 にも分骨していただき,

宗野 政美
2月12日読了時間: 2分


くわいを前にして
くわいを使った,いろいろな味をいただきました. やどかりの里のメンバーのご家族が,くわいを使った4種類の料理を持ってきてくださいました. くわいチップス,ようかん,きんとき,そして素揚げ. くわいといえば,素揚げくらいしか思い浮かばなかった私たちにとって,その並びはちょっとした驚きでした. こんなふうにアレンジできるのかと感心しながら,やどかり情報館にいた人たちで試食をしました. 味も食感もそれぞれ違っていて,同じくわいから生まれたとは思えないほどです. さいたま市は,国内有数のくわいの産地になっています. 晩秋から収穫が始まり,年末に出回るのは,まさにこの地域の季節の恵みなんですね. 「11月には,今年のくわいがとれるんですよ」そう教えていただき,今から楽しみになりました. 「 としょかんのとなり で出してもいいんじゃないですか」そんなひと言も添えてくださいました. くわいを通して,この土地と人のつながりを感じる時間をいただきました. (やどかり通信人)

やどかり通信人
2月5日読了時間: 1分


ふらっと卓球
昼食後のひととき やどかり情報館2階ホールでは,昼食後の時間に卓球をしています. 参加は自由です. 会議で使っているテーブルを2つ合わせて,ミニ卓球台にしています. 本格的な卓球台ではありませんが,ラケットを手にすると,自然と体が動き始めます. この時間を楽しみにしている人もいます. 誰かが打ち始めると,それを見ていた人が加わり,また別の人が椅子に座って様子を眺める. 気が向いたときに,ふらっと参加できる時間です. 体を動かすことで気分がすっきりしたり,思わず笑い声が上がったり,「もう一回」とやりとりが続いたりします. 特別なプログラムではありませんが,昼食後のこのひとときが,午後の時間へのよい切り替えにもなっています. 卓球をしている,というよりも,同じ場所で,同じ時間を過ごしている. そんな場面が,ここにはあります. (やどかり通信人)

やどかり通信人
1月30日読了時間: 1分


緊急声明
生活保護引下げ違憲訴訟最高裁判決を遵守し 生活保護利用者の被害回復,全面補償を求めます 生活保護制度は,障害のある人が親元を離れて自立生活を始めるとき,暮らしを支える大切な制度です. しかし,2013年からの大幅な引下げにより,日々の食費や光熱水費のやりくりを一層強いられ,友人や親戚との交流,趣味を我慢し,精神的,社会的ダメージを受け続けてきました. 2025年6月27日,最高裁判所は,2013年から行われた生活保護基準の引下げは違法であるとし,原告勝訴,国側に処分の取り消しを命じました. 原告を擁するやどかりの里も,10年に渡る裁判の結実を喜び合いました. しかしながら,最高裁判決後の国,厚生労働省の態度に,私たちは落胆しました. 総理大臣,厚生労働大臣は原告に真摯に向き合っていません. 国は原告に謝罪もせず,「最高裁判決への対応に関する専門委員会」を立ち上げました. 本来であれば,最高裁判決後,まず裁判の当事者同士が顔を合わせ,国は原告に対して非があったことを認め,謝罪し,今後の対応について意思表明すべきです. そして,専門委員会では,原告側

やどかりの里
1月15日読了時間: 3分


大地を踏みしめて生きる
青森県の下北半島尻屋崎に年間通して放牧されている「 寒立馬 」がいる. 寒風の中,雪に埋もれた草を食み,厳寒を生きる. 2026年は午年,草原を疾駆する馬もよいが,このどっしりと生きる姿に励まされる. 大地をしっかり踏みしめて生きている. やどかりの里の活動も颯爽ととは言い難く,泥臭く,迷いつつ,関わる人たちでワイワイガヤガヤ議論しながら,方向性を見出してきた. 正しい答えなどどこにも用意されていない.でも,これからどう歩むかは考えていかなくてはならない. そのために3つの調査(職員,メンバー,家族)を行った. これからはその3つの調査を共有しながら,やどかりの里で大切にしていくこと,目指していくことを話し合いを重ねながら,見出していく. 今回実施した調査は,状態調査といわれていて,お話を聴く際のおおよその柱建てはあるが,話し手が本当に話したいことを探り当てる調査でもある. 話し手の人生に耳を傾け,その人がどのような社会の中で生きてきたのか,社会のあり方が浮き彫りになるような調査でもある. 55年の節目に「 もう1つの価値を生きる 」(やどかり出

増田 一世
1月14日読了時間: 2分


おもちを囲んで
年明けの1月6日,やどかり情報館では,新年の顔合わせ会を行いました. 久しぶりに顔を合わせる人もいれば,年末年始をはさんで少し間が空いた人もいて,館内には自然とにぎやかな空気が広がっていました. この日の主役は,お餅です. 原口農園さんより,もち米を20kgもご寄付いただき,みんなでお餅をつくり,振る舞いました. 原口農園さん,ありがとうございました. 餅づくりは,情報館の台所やテーブルを使っての手づくり作業. 粉をつけながら丸めたり,中身のあんこを確かめたり,「大きすぎるかな」「これくらいが食べやすいね」と声をかけ合いながら,自然と役割が生まれていきます. 慣れた手つきの人も,そうでない人も,同じテーブルを囲む時間そのものが,とても大切なひとときでした. できあがったお餅がずらりと並ぶと,「きれいだね」「おいしそう」と,あちこちから声が上がります. つくったお餅を囲んで,みんなで食べる時間が,新しい一年のはじまりに,ちょうどよいひとときでした. この日は,お餅のほかに,お寿司や釜飯も用意しました.それぞれ好みに合わせて選びながら,昼食の時間が,

やどかり通信人
1月6日読了時間: 2分


55周年を大きな節目として未来へ
たくさんの「つながり」に感謝して 2025 年11月21日,ベルヴィ大宮サンパレスにおいて,やどかりの里55周年記念式典及び祝賀会を開催. 50周年は,コロナ禍で開催自体が懸念されたが,1年遅れでオンラインでの開催となったため,対面での式典は,実に10年ぶりということになる. 当日は,来賓の方をはじめ,メンバー,家族,職員,関係者,地元企業や団体の皆さま,自治会の方々など,多くの方に会場に足を運んでいただき,55年の歩みをいっしょに振り返りながら,やどかりの里が大切にしてきた思いや願いをメッセージとして届ける時間となった. 祝賀会では,山﨑勇実行委員長から「やどかりの里の理事として外部から関わるようになって7年経ち,なかなかわからなかったやどかりの里の正体が見えてきた」と挨拶. その正体とは,やさしさの塊であるということだった. やさしさとは弱さともとれるが,やさしさが集まって塊になることで強さになるのだと語られ,参加者の共感の思いが大きな拍手となって会場に響いた. そして,オカリナとピアノ演奏の音色に引き込まれながら,歌声と拍手の中,参加者の

大澤 美紀
2025年12月15日読了時間: 3分


十日市の夜,地域の中で
一宮通りでの小さな出店から 十日市は,武蔵一宮氷川神社で行われる「大湯祭(だいとうさい)」にあわせて開かれる熊手市です. 神社の境内や参道周辺には,縁起物の熊手や食べ物などの露店が300店ほど並び,福を願う多くの人で夜遅くまでにぎわいます. この十日市の日,やどかりの里は,氷川参道へ向かう一宮通りにある中央薬局さんのお声かけで,フランクフルトの販売を行いました. 中央薬局さんは,ほっとチョコレートの出店もされており,日ごろから地域の行事や活動と積極的につながろうとされています. 「開かれた薬局でありたい」「薬剤師ももっと地域に出ていく存在でありたい」そんな思いを大切にされている姿勢は,やどかりの里の考え方とも重なるものがあります. フランクフルトは,昨年から「氷川フランク」として販売しているもので,低添加物にこだわった手づくりのフランクフルトです. 川口市にある地元企業が製造しており,地域の事業者と一緒に,無理のないかたちで活動の輪を広げています. お祭りのにぎわいの中で,地域の方と顔を合わせ, 言葉を交わしながら販売する時間は,やどかりの里にと

やどかり通信人
2025年12月10日読了時間: 2分


まちなかに,木陰のある風景を
みどりがあることで,まちの見え方が変わる 大宮のまちで,みどりのチカラを活かした場づくりに取り組んでいるのが,おおみや街もり倶楽部です. ランドスケープ経営研究会(LBA) の開発ワーキンググループと, アートフルゆめまつり 実行委員会の主要メンバーを中心に,みどりをまちなかに取り入れ,心地よい風景を増やす取り組みを続けています. 昨年夏からはじまった 門街涼風ラウンジ は,そうした取り組みの一つとして,大宮門街の広場に木々のつくる木陰を生み出しています. 暑い季節のまちなかで,ふと立ち止まり,腰を下ろして過ごす中で,みどりがあることで,暑さの感じ方や,まわりの空気が違って感じられるこ と に気づく人もいます. やどかりの里も,おおみや街もり倶楽部の取り組みに加わり,みどりを活かした場づくりに関わりはじめました. まちの中で,人と人,人と環境が交わる場を,これからどのようにつくっていけるのか. 来年の夏に向けて,実行委員会での話し合いを重ねながら,企画の検討が進められています. 資料: おおみや「みどり」の体験ワークショップ

やどかり通信人
2025年11月28日読了時間: 1分


野音に響いた声を胸に
これからも声を上げ続ける 2025 年 10 月より,日比谷野外音楽堂(以下,野音)が建て替えのため使用休止となりました. この場所は音楽や芸術の舞台であると同時に,人権を守る社会運動の場としても重要な役割を果たしてきました. 2006 年には障害者自立支援法(現障害者総合支援法)の見直しを求める「出直してよ!10.31 大フォーラム」が開催され,全国から約 15,000 人が集まりました. 2022 年には「優生保護法問題の全面解決をめざす 10.25 全国集会」が開かれ原告や支援者が声を上げました. 生活保護基準引き下げ違憲訴訟に関連する集会も複数回にわたり開かれ,憲法 25条の生存権を守る訴えが響き渡りました. 忘れてはならないのが,2014 年に開催された「生活するのは普通の場所がいい STOP 精神科病棟転換型居住系施設‼ 6.26 緊急集会」です. 精神障害領域での野音集会としては初めての開催でした. 病院敷地内に居住施設を設けることは地域移行とは言えず,障害者権利条約の理念「地域での自立した生活」に反しており,人権意識が欠如している

堤 若菜
2025年11月20日読了時間: 3分


インタビュー動画公開
このたび,ファイザー株式会社が制作した「ヘルスケア分野における市民活動・市民研究を助成する『ファイザープログラム』助成団体紹介動画」にて,やどかりの里の取り組みが紹介されました. 動画では,「未来を拓く つなぐ・つくるプロジェクト」の様子が取り上げられています. この活動は,ファイザープログラムの助成を受けて始まり,地域の中でさまざまな人とかかわりながら,新しいつながりを生み出すことを目指しています. ファイザーは,革新的な医薬品の開発や提供だけでは解決できないヘルスケアの課題に,市民活動への支援を通して取り組んでいます. 「患者さんの生活を大きく変えるブレークスルーを生みだす」 その企業目的のもと,地域社会に根ざした多様な活動を応援しています. やどかりの里の実践が,こうした社会の動きの中で紹介されたことをとてもうれしく思います. ぜひ,動画をご覧ください. 🔗 動画はこちらからご覧いただけます

やどかり通信人
2025年11月7日読了時間: 1分


環境・福祉・経済をつなぐ
あゆみ舎の取り組み このたび, あゆみ舎 が 日本基板ネットワーク に加盟しました. 加盟にあたり,10月27日に新潟市の本部を訪れ,研修と意見交換を行いました. 日本基板ネットワークは,全国の就労継続支援事業所などが協働し,使用済みパソコンや小型家電を回収して手作業で解体・分別し,金・銀・銅・パラジウムなどのレアメタルをはじめとする貴重な資源を取り出してリサイクル・販売する取り組みを進めています. 障害のある人の働く場を広げ,工賃向上と資源循環を両立させる仕組みです. あゆみ舎でも,これまでに使用済みパソコンの分解・分別作業に取り組んできました. 集めた機器を一つひとつ丁寧に解体し,金属やプラスチックをきちんと分けていく作業は,地道ですが確かな手ごたえがあります. 丁寧に分けるほど素材の価値が高まり,その成果が収益にもつながっていきます. 人の手による丁寧な作業が,環境を守り,経済を支える その実感を得られる仕事です. 今回の加盟をきっかけに,埼玉県内でも同じような活動を行う仲間とつながり,回収から販売までを支え合うネットワークづくりを目指し

やどかり通信人
2025年10月28日読了時間: 2分


お弁当をとおして,ひとを想う
エンジュの日々 今日も,ひとつひとつ心をこめて.エンジュでは,地域のみなさんにお届けするお弁当を,仲間たちが力を合わせて作っています. お弁当をとおして,人と人がつながり,想いがめぐっていく そんな日々の様子をお伝えします. エンジュとは 「エンジュ」はマメ科の植物の名前です. “延寿”“縁授”とも書かれ,幸福や長寿の象徴として古くから親しまれてきました. 私たちの「エンジュ」も,地域の中で人と人をつなぎ,やさしさを届けられる場所でありたい そんな願いがこめられています. 受付 注文の電話を受けたり,メニューを印刷したりと,お弁当づくりの始まりを担う大切な役割です. 一つひとつの確認を丁寧に行い,お客様の声を大切にしながら,日々の注文を整えています. 洗浄 お弁当箱や調理器具を清潔に保つ作業です. 「洗い」「すすぎ」「乾燥」を分担しながら,声をかけ合い,協力して進めています.清潔で気持ちのよい環境が,おいしいお弁当づくりを支えています. 仕込み 野菜の皮むきやカット,下味づけなど,調理の下準備を行います. 切り方や大きさをそろえ,見た目にも美しい

やどかり通信人
2025年10月16日読了時間: 2分


広がる交流の輪,広がる希望
「明日への希望」をのせて走るキッチンカー つなぐ・つくるプロジェクトにおけるキッチンカーのレンタル運用から端を発し,寄付を募り,設計製作も行い,これらの活動を通して多くの方々の協力のもとに出会いと交流の輪が広がっています. ルポーズで本格運用を開始して2年が過ぎましたが,「ぜひイベントに参加しませんか」 というお誘いの声を多数いただき,秋のシーズンにはお断りすることもあるほど広く知られるようになりました. 断熱素材を組み込み,調理環境にも配慮し,自分たちの手で製作できるようキット化された設計をしてくださった 都祭設計事務所 と,製作場所や工具,職人の方々までご協力いただいた 山崎工務店 の皆さまには,この場を借りて改めてお礼申し上げます. 始まりは軽トラックでしたが,現在は普通トラックに入替え,6名で販売に行けるまでになりました. この人数の増加によって,販売品目の拡充や販売時間の調整も可能となりました. 昨年度は行政,学校,自治会,各種事業所でのイベントに18回出店しました. 店舗休日での運用が中心となり,営業日との同時運用が今後の課題です..

田中 学
2025年10月16日読了時間: 3分


喜々と楽々,ぬいぐるみに
やどかりの里の仲間「喜々」と「楽々」が,ぬいぐるみになりました. 手がけてくださったのは, Lino Lea の沼口さんです. やわらかな毛糸で一目一目を大切に編まれたふたりは,並んで座る姿までそっくりで,思わず声をかけたくなるような愛らしさです. 小さな帽子をちょこんとかぶった表情や,寄り添うような後ろ姿からは,おだやかなぬくもりが伝わってきます. 光の差しこむ場所にふたりを置いてみると,場の雰囲気までやさしく変わるように感じました. ぬいぐるみになった喜々と楽々を見ていると,やどかりの里で流れる穏やかな時間や,仲間たちの関わりの温かさが自然と重なります. かたちを変えても息づいているその存在が,とても心強く,嬉しい気持ちになります. 喜々と楽々のぬいぐるみは,やどかりの里に集う仲間や訪れる人たちの目を楽しませ,そっと心を和ませてくれる存在になりそうです. ふたりが並んでいる姿は,わたしたちが大切にしてきた「ともにある」時間そのものを 映しているように思います. これからこのぬいぐるみが,やどかりの里の日々にどんな彩りを添えてくれるのか,とても

やどかり通信人
2025年9月24日読了時間: 1分


ベトナムの畑から届くカカオ ふわりと香る,やさしいほろにが
やどかり農園の商品で,評判なのが カカオポップコーン です. 使用しているのは,ベトナム・ブンタウでカカオ農家のタインさんが育てる 有機JAS認証のオーガニックカカオ(トリニタオ種) .製造は川口市の 晴れ晴れ さん です. 実はカカオづくりはとても手間がかかる仕事です. 収穫したカカオの実を割り,豆を取り出して発酵・乾燥させ,ようやく香り豊かなカカオに仕上がります. タインさんはその工程を一つひとつ丁寧に行い,質の高いカカオを育てています. 6年前,やどかり農園と晴れ晴れさんのスタッフでタインさんの農園を訪ねました. 畑でカカオの実を手に取りながら聞いたお話や, 生産者のまなざしに触れた経験は,今のものづくりにつながっています. 収穫の見極め,発酵で温度が上がるタイミング,乾燥中に豆を返すリズム 現地では,そんな大切なことを一つずつ学びました. 発酵箱のふたを開けた瞬間に,甘酸っぱい香りがふわっと広がり,手のひらに残るぬくもりは今も忘れられません. ハウスの乾燥棚では,光と風の流れを見ながら位置を少しずつ動かし,傷んだ豆はその場でていねいによ

やどかり通信人
2025年9月24日読了時間: 2分


ヘンテコどうぶつキーホルダー
棚いっぱいに並んだ「ヘンテコどうぶつキーホルダー」 ひとつひとつ手づくりで,どれも個性的な装いです. カラフルな耳や不思議なまなざし,ちょっととぼけた顔. 見れば見るほど,じわじわと愛着が湧いてきます. 黒板には, 個性はバラバラ 踊りはパラパラ 気持ちはハラハラ 見た目はうらはら といったユニークな言葉が添えられていて,思わずクスッと笑ってしまいます. さらによく見ると,動物たちにはそれぞれ名前や相関関係まで設定されており,ちょっとした物語のような世界が広がっています. 一匹ずつ眺めながら読むと,思わずニヤリとしてしまうはず. どの子も,世界にひとつだけ. お気に入りの一匹を見つけて,バッグや鍵にぶらさげれば,毎日がちょっと楽しくなりそうです. お問合せは, すてあーず まで. (やどかり通信人)

やどかり通信人
2025年9月19日読了時間: 1分


伝える,つながる,ひろがる
やどかりの里ホームページ リニューアル やどかりの里のホームページが,このたび全面的にリニューアルしました. 今回のリニューアルは,広報委員会が中心となって進めてきました. やどかりの里の思いや日常を,もっと身近に,わかりやすく伝えたい. その思いから構成や内容を一から見直し,手探りでかたちにしてきました. 55 周年という節目に,これまでの歩みを整理し,これからのつながりをひろげる入口にもしたいという願いが込められています. これまで,「やどかりの里のことがわかりづらい」という声をいただくことがありました. 活動の多くが,何気ない日々の暮らしや,地域とのさりげない関わりの中にあるため,外からは見えにくいのかもしれません. また,「とも育ち」や「ごくあたりまえの生活」など,やどかりの里ならではの言葉や,福祉の分野で使われる専門的な表現に,少し戸惑う人もいらっしゃるようです. だからこそ,そうした日常の営みや言葉の背景にある想いを感じてもらえるように伝えることが,広報委員会の大切な役割だと考えています. ページのデザインは,市内在住のデザイナー・安

宗野 政美
2025年9月14日読了時間: 3分
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