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野音に響いた声を胸に
これからも声を上げ続ける 2025 年 10 月より,日比谷野外音楽堂(以下,野音)が 建て替えのため使用休止となりました. この場所は音楽や芸術の舞台であると同時に, 人権を守る社会運動の場としても 重要な役割を果たしてきました. 2006 年には障害者自立支援法(現障害者総合支援法)の 見直しを求める「出直してよ!10.31 大フォーラム」が開催され, 全国から約 15,000 人が集まりました. 2022 年には「優生保護法問題の全面解決をめざす 10.25 全国集会」が開かれ 原告や支援者が声を上げました. 生活保護基準引き下げ違憲訴訟に関連する集会も 複数回にわたり開かれ, 憲法 25条の生存権を守る訴えが響き渡りました. 忘れてはならないのが, 2014 年に開催された「生活するのは普通の場所がいい STOP 精神科病棟転換型居住系施設‼ 6.26 緊急集会」です. 精神障害領域での野音集会としては 初めての開催でした. 病院敷地内に居住施設を設けることは 地域移行とは言えず, 障害者権利条約の理念 「地域での自立した生活」に反してお
堤 若菜
11月20日読了時間: 3分


インタビュー動画公開
このたび,ファイザー株式会社が制作した 「ヘルスケア分野における市民活動・市民研究を助成する 『ファイザープログラム』助成団体紹介動画」にて, やどかりの里の取り組みが紹介されました. 動画では,「未来を拓く つなぐ・つくるプロジェクト」の様子が取り上げられています. この活動は,ファイザープログラムの助成を受けて始まり, 地域の中でさまざまな人とかかわりながら, 新しいつながりを生み出すことを目指しています. ファイザーは,革新的な医薬品の開発や提供だけでは解決できない ヘルスケアの課題に,市民活動への支援を通して取り組んでいます. 「患者さんの生活を大きく変えるブレークスルーを生みだす」 その企業目的のもと,地域社会に根ざした多様な活動を応援しています. やどかりの里の実践が,こうした社会の動きの中で紹介されたことを とてもうれしく思います. ぜひ,動画をご覧ください. 🔗 動画はこちらからご覧いただけます
やどかり通信人
11月7日読了時間: 1分


環境・福祉・経済をつなぐ
あゆみ舎の取り組み このたび,あゆみ舎が日本基板ネットワークに加盟しました. 加盟にあたり,10月27日に新潟市の本部を訪れ, 研修と意見交換を行いました. 日本基板ネットワークは,全国の就労継続支援事業所などが協働し, 使用済みパソコンや小型家電を回収して手作業で解体・分別し, 金・銀・銅・パラジウムなどのレアメタルをはじめとする 貴重な資源を取り出して リサイクル・販売する取り組みを進めています. 障害のある人の働く場を広げ, 工賃向上と資源循環を両立させる仕組みです. あゆみ舎でも,これまでに使用済みパソコンの分解・分別作業に 取り組んできました. 集めた機器を一つひとつ丁寧に解体し, 金属やプラスチックをきちんと分けていく作業は, 地道ですが確かな手ごたえがあります. 丁寧に分けるほど素材の価値が高まり, その成果が収益にもつながっていきます. 人の手による丁寧な作業が, 環境を守り,経済を支える その実感を得られる仕事です. 今回の加盟をきっかけに, 埼玉県内でも同じような活動を行う仲間とつながり, 回収から販売までを支え合うネットワ
やどかり通信人
10月28日読了時間: 2分


お弁当をとおして,ひとを想う
エンジュの日々 今日も,ひとつひとつ心をこめて. エンジュでは,地域のみなさんにお届けするお弁当を, 仲間たちが力を合わせて作っています. お弁当をとおして, 人と人がつながり,想いがめぐっていく―― そんな日々の様子をお伝えします. エンジュとは 「エンジュ」はマメ科の植物の名前です. “延寿”“縁授”とも書かれ, 幸福や長寿の象徴として古くから親しまれてきました. 私たちの「エンジュ」も, 地域の中で人と人をつなぎ, やさしさを届けられる場所でありたい―― そんな願いがこめられています. 受付 注文の電話を受けたり, メニューを印刷したりと, お弁当づくりの始まりを担う大切な役割です. 一つひとつの確認を丁寧に行い, お客様の声を大切にしながら, 日々の注文を整えています. 洗浄 お弁当箱や調理器具を清潔に保つ作業です. 「洗い」「すすぎ」「乾燥」を分担しながら, 声をかけ合い,協力して進めています. 清潔で気持ちのよい環境が, おいしいお弁当づくりを支えています. 仕込み 野菜の皮むきやカット, 下味づけなど,調理の下準備を行います. 切り
やどかり通信人
10月16日読了時間: 2分


広がる交流の輪,広がる希望
「明日への希望」をのせて走るキッチンカー つなぐ・つくるプロジェクトにおける キッチンカーのレンタル運用から端を発し, 寄付を募り,設計製作も行い, これらの活動を通して多くの方々の協力のもとに 出会いと交流の輪が広がっています. ルポーズで本格運用を開始して 2年が過ぎましたが, 「ぜひイベントに参加しませんか」 というお誘いの声を多数いただき, 秋のシーズンには お断りすることもあるほど 広く知られるようになりました. 断熱素材を組み込み, 調理環境にも配慮し, 自分たちの手で製作できるよう キット化された設計をしてくださった 都祭設計事務所と, 製作場所や工具, 職人の方々までご協力いただいた 山崎工務店の皆さまには, この場を借りて改めてお礼申し上げます. 始まりは軽トラックでしたが, 現在は普通トラックに入替え, 6名で販売に行けるまでになりました. この人数の増加によって, 販売品目の拡充や販売時間の調整も 可能となりました. 昨年度は行政,学校,自治会, 各種事業所でのイベントに 18回出店しました. 店舗休日での運用が中心となり,
田中 学
10月16日読了時間: 3分


喜々と楽々,ぬいぐるみに
やどかりの里の仲間「喜々」と「楽々」が, ぬいぐるみになりました. 手がけてくださったのは, Lino Lea の沼口さんです. やわらかな毛糸で 一目一目を大切に編まれたふたりは, 並んで座る姿までそっくりで, 思わず声をかけたくなるような 愛らしさです....
やどかり通信人
9月24日読了時間: 1分


ベトナムの畑から届くカカオ ふわりと香る,やさしいほろにが
やどかり農園の商品で, 評判なのが カカオポップコーン です. 使用しているのは, ベトナム・ブンタウで カカオ農家のタインさんが育てる 有機JAS認証のオーガニックカカオ(トリニタオ種) . 製造は川口市の 晴れ晴れさん です. 実はカカオづくりは とても手間がかかる仕事です. 収穫したカカオの実を割り, 豆を取り出して発酵・乾燥させ, ようやく香り豊かなカカオに仕上がります. タインさんはその工程を 一つひとつ丁寧に行い, 質の高いカカオを育てています. 6年前,やどかり農園と 晴れ晴れさんのスタッフで タインさんの農園を訪ねました. 畑でカカオの実を手に取りながら聞いたお話や, 生産者のまなざしに触れた経験は, 今のものづくりにつながっています. 収穫の見極め, 発酵で温度が上がるタイミング, 乾燥中に豆を返すリズム― 現地では,そんな大切なことを 一つずつ学びました. 発酵箱のふたを開けた瞬間に, 甘酸っぱい香りがふわっと広がり, 手のひらに残るぬくもりは 今も忘れられません. ハウスの乾燥棚では, 光と風の流れを見ながら 位置を少しず
やどかり通信人
9月24日読了時間: 2分


ヘンテコどうぶつキーホルダー
棚いっぱいに並んだ 「ヘンテコどうぶつキーホルダー」 ひとつひとつ手づくりで, どれも個性的な装いです. カラフルな耳や不思議なまなざし, ちょっととぼけた顔. 見れば見るほど, じわじわと愛着が湧いてきます. 黒板には, 個性はバラバラ 踊りはパラパラ 気持ちはハラハラ...
やどかり通信人
9月19日読了時間: 1分


伝える,つながる,ひろがる
やどかりの里ホームページ リニューアル やどかりの里のホームページが, このたび全面的にリニューアルしました. 今回のリニューアルは, 広報委員会が中心となって進めてきました. やどかりの里の思いや日常を, もっと身近に, わかりやすく伝えたい....
宗野 政美
9月14日読了時間: 3分
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