
研究所の取り組み
実践・研究・運動の三位一体
やどかり研究所では,
精神保健福祉の向上と,
よりよい社会の実現をめざして,
「実践」「研究」「運動」の三位一体の取り組みを進めています.
それぞれの営みがつながり合い,
関係し合うなかで,
新たな視点や取り組みが生まれています.
実践(Practice):支援の現場とともに
やどかり研究所は,
現場の実践と深く関わりながら,
活動を続けてきました.
日々の取り組みのなかで生まれる問いや気づきが,
研究や社会への働きかけとなり,
さらに運動と響き合うことで,
新たな一歩をかたちづくっていきます.
研究(Research):声に学び,かたちにする
当事者の経験を含む多様な知見に学びながら,
調査や研究に取り組んでいます.
テーマは,
日々の暮らしの営みから,
制度や公衆衛生,
地域社会のあり方にまで広がっています.
得られた気づきは,
これからの実践や制度を考えるうえでの
手がかりとなります.
また,
外部研究者による調査にも協力し,
実践と研究をつなぐ役割も担っています.
運動(Movement):ともに声をあげ,社会に働きかける
現場で感じた違和感や小さな声を出発点に,
さまざまなかたちで社会に働きかけています.
制度や社会のあり方を問い直し,
変化を促す行動も,
大切な取り組みの1つです.
また,
研究所ではサロンや学習会を開き,
参加者とともに語り合い,
学び合う場を育んでいます.
こうした日々の小さな対話の積み重ねこそが,
社会を動かす力になると信じています.
活動実績
1.助成金等,他の組織から受けた支援の実績
1)大同生命厚生事業団
「地域保健福祉研究」2023 年度助成
「COVID-19 感染拡大時の精神障害のある人や家族,
事業所職員への影響と経験知の調査研究」
2)ファイザープログラム
「心と体のヘルスケアに関する市民活動・市民研究支援」
2019 ~ 2021 年度助成
「見沼の文化とSDGSを意識した共同創造の
ソーシャルファームづくり」
3)大同生命厚生事業団
「地域保健福祉研究」2019 年度助成
「当事者との協働による地域精神保健活動における
ピアサポーター養成と定着のための研究」
4)大同生命厚生事業団
「地域保健福祉研究」2011 ~ 2012 年度助成
「在宅中心の生活を送っている人の実態把握と支援のあり方」
5)三菱財団
「社会福祉事業・研究」2008 ~ 2009 年度助成
「家族支援研究」
2.やどかりの里状態調査
1)「職員の状態調査」研究 2024年度
2)「メンバーの状態調査」研究 2025 年度
3)「家族の状態調査」研究 2025 年度
